発酵食品コース

コース概要

微生物を利用した醸造・発酵の世界を探求

発酵食品コース

微生物は、食品衛生、醸造、食品製造、環境浄化など、多くの面で私たちの生活に深く関わっています。発酵食品コースでは、この微生物についての基礎を徹底的に学び、伝統的な日本酒、焼酎などの醸造、醤油・味噌などの発酵食品から、先端のバイオテクノロジーを利用した環境浄化、エネルギー・薬品の生産まで、発酵関連のさまざまな分野でスペシャリストとして活躍できる人材の育成を目指しています。

コースの特色

発酵食品と微生物を研究する

発酵食品の製造や分析の技術習得を重点的に行い、発酵食品製造のスペシャリストとして即戦力となるための力を身につけます。また、微生物が関わる食の安全、および、微生物を用いたバイオテクノロジーである環境浄化、エネルギー・薬など有用物質生産の技術・研究法も身につけます。

私の大学生活

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Student’s voice

バイオテクノロジーで環境問題を解決できるか

発酵食品コース 
西尾 咲穂さん
大分県立大分西高校出身
open

やりたいことを見つけに行く

高校では理系のコースにいて、いざ進路を決めるときに将来の夢がなかったんですね。それでも食品の分野には興味があって、発酵食品学科に進みました。食品の開発に関することは幅広く学べて、今の私にはピッタリです。先生の研究室も解放されていますので、授業で分からないところは、ゆっくり教えてくれてとても助かってます。

高校での勉強が本当に大事

実験では高校の頃の基礎がとても役に立ちます。以前の実験ではお茶の中に含まれるタンニンの量を量ってグラフにまとめていきました。実験のやり方を理解するには、科学や生物の基礎知識が必要ですし、グラフには関数の式に当てはめた直線を入れていきます。正確に計量できることが安全な食品製造に繋がりますので、いつまでも基礎は大切ですね。

バイオテクノロジーで人間の生活を豊かにする

微生物の力は無限大で、私たちの生活にとても大きな影響を及ぼしています。医薬品や環境浄化など幅広く利用されており、授業の中でたくさん学ぶことができます。中でも遺伝子組み換えの理論や技術、水の循環などはとても興味深い分野で、環境問題などを考える上でとても重要だと感じています。


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Student’s voice

醸造発酵を学べる強み

発酵食品コース 
相澤 海斗さん
大分県立大分東高校出身
open

発酵って何だろう

そもそも発酵とは何かというところから発酵食品学科の授業は始まります。腐敗と同じような現象ではありますが、人間にとって良い影響をもたらすのが発酵で、そうでないのは腐敗という考え方なんですね。高校ではあまり学ばないような分野なので、僕にとっては新鮮で楽しそうだなと思ったのが第一印象ですね。

医学の知識も大切

授業の中には医学概論というものもあって、病気や人体のことについても学んでいきます。実験で味噌を作ることがあったのですが、どのように体にいい影響を与えられるかといった目線で、医学の知識をもとに食品を作っていくのがとても楽しかったです。将来自分が作った食品で健康に過ごせる人が増えたらうれしいですね。

醸造発酵を学ぶ

味噌や醤油、その他の酒類など醸造発酵について専門的に学ぶことができます。全国的に見てもなかなか学べるところは多くないので、本当に貴重な勉強ができていると感じています。卒業生も醸造関係にたくさん就職しているのはとても安心できますね。これからもっと微生物の働きを学んでいきたいと思っています。


講義ピックアップ

酒類生産学実験

発酵食品の製造には複数の微生物の働き―微生物の共生活用―が必要になります。その代表が清酒製造で、実験では各自が清酒製造を通して微生物の共生活用を学びます。

食品分析学

食品中の炭水化物、脂質、タンパク質、ミネラルなどの量を正確に分析することは、食品を化学的に評価する上で極めて重要です。食品成分の分析の原理と方法について学びます。

微生物工学

微生物とは目に見えない小さな生物のことです。微生物の生態、遺伝や代謝等について詳しく学び、微生物を用いた汚染物質分解など、微生物の利用法について理解を深めます。

微生物バイオテクノロジー論

食糧、環境、エネルギー、資源、医療など多くの分野に関わるバイオテクノロジーは微生物を利用しています。講義ではバイオテクノロジー利用の現状を学び理解を深めます。